秋学期の予定

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授業日程は下記の通りです。授業開始後もふくめ、順次内容更新して行きますので、折々に更新状況を確認すること。
授業計画
 初回、最終回を除き、基本的には毎回次のような内容を中心に授業を進める。
○短文聞き取り
「聞く」訓練として、極めて平易な中国語短文を毎回授業の最初に書き取ってもらう。これは小テストとして実施する。一年次に実施した単語統一テストの語彙をベースにしたもの。クラスの状態を見ながら、徐々に難易度を上げてゆく。最終的には中国語検定三級程度の文章まで対応できるようにしたい。学期末に通読してもらうと、大学生の日記風のスタイルで一貫していることが分かってもらえるだろう。学期末試験では作文及びヒアリングの材料として利用する。
下記の表に示したテーマで、毎回小テストを実施する。事前に出題範囲となる単語を一週間前までにWeblogで提示するものとする。
○長文読解
「読む」訓練のため、Webから収集した1000文字程度の文章を読んでゆく。ほぼリアルタイムのニュースを選び、中国のトレンドを感じてもらえるような材料を使いたいと考えている。毎学期ごと、新しい素材を使っているので、現時点で内容を示すことは出来ないが、下記の講義Webに過去の教材があるので、参照してもらえば概要が分かるだろう。平均的な中国人(ややインテリより)ならば話題として知っているようなテーマを選んで取り上げている。例えば、
《2003年秋学期》
【経済】ソニーと中国、多機能化する銀行カード
【文化】「新」祭日がキャンパスで大流行、「目」で味わう日本料理など。
《2004年春学期》
【経済】中国の光と影:広がる貧富の差
【文化】中華ポップスを「読む」
【生活】大学生アルバイト新事情
【食】中国で流行の日本ラーメン
参加学生の学力が毎年大きく変動しているので、クラスによって進度、材料も変わってくるだろう。その点は受講時に確認するので、希望を出して欲しい。
 なお、昨年度からWeblogにより、事前に教材を配布しているので、関連リンクとともにより深く中国を知るための材料として活用して欲しい。
04年度秋学期分の教材も春学期同様三種類で、経済記事1本、食にまつわる話題1本、文化娯楽にまつわる話題1本を取り上げる予定。要望があれば寄せて欲しい
以下は、学期中に一回か二回の実施を予定している。
○暗誦試験
不足しがちな口語面の訓練として、簡単な暗誦課題を出している。内容は受講生の学力を考慮して決めるので、平均的なレベル用とハイレベル用とを用意して行っている。発音の評価については教員が行うが、表情の自然さ、流暢さなどについては、学生による相互評価に基づいて評点を決定する。具体的なスキットについては二週間以上前に配布する。
04年度秋学期分の日程は下記の通り。暗誦試験を一回実施する。
日程内容小テスト備考
10/05第1回:オリエンテーション  なし
10/12第2回:【経済】中国住宅新事情1)北京の秋
10/19第3回:【経済】同上2)運動会
10/26第4回:【経済】同上3)学園祭
11/02商学部デー(休講)  なし他学部生注意
11/09第5回:【歌】中華ポップスを読む4)就職活動順子「回家」
11/16第6回:暗誦テスト  なし課題配布10/26
11/23勤労感謝の日(休講)  なし祝日
11/30第7回:【教育】「ゆとり」か「受験」か5)中国の祝日
12/07第8回:【教育】同上6)風邪をひく
12/14第9回:【教育】同上7)アルバイト
12/21第11回:【小小説】悪夢8)クリスマス
01/11第10回:【小小説】同上9)正月
01/18第12回:【小小説】同上10)卒業
01/25第13回:教場テスト  なし授業アンケート実施
*この科目はオープン科目のため、試験は授業中試験となる。

第11-13回:【小小説】悪夢

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順序が逆ですが、11回から13回分のショート・ショートを掲載します。
あんまり小説ということを意識して読む必要はないだろうと思います。

〈悪夢──豊かさに潜むもの〉

 豊かになった中国社会。その社会で暮らす中国人はどんなことを感じているのだろうか。
北京あたりなら十年前までは皆が50平米足らずの2DKアパートに一世帯三,四人家族で暮らし、何の不満もなかった。ところが、現在は貧富の差が拡大し、豪華なマンションで使用人を二、三人抱え、通勤は自家用車といった階層から、今も昔通りの暮らしのままの人々まで実に多様化している。これに加えて、地方から出稼ぎに来ている農民達はスラム同然の飯場(出稼ぎ労働者向けに提供される簡易宿泊施設:日本でも死語になりつつある…)で暮らし、低賃金で重労働を強いられている。かつての社会主義国としての平均主義の功罪は今更言うまでもないけれど、誰しもがこの落差の大きさに戸惑っている。この小説のなかで描かれる不安と焦燥も急激に豊かになった代償とも言えるだろう。
また、その豊かさの中には政治的腐敗も隠されている。ここで描かれる共産党官僚の収賄は戯画化されているが、収賄に応ずる側の心理がよく描かれている。中国では伝統的に食事の饗応やプレゼントなど、好意の応酬が互いの親睦を深める手段として当然と見なされ、相手を自分の私的な関係の中に取り込むため、もてる限りの人的ネットワークが動員される。ここで問題になるのは、その関係が仕事上の利害と密接に関わる場合だが、私的な関係が深まれば深まるほど、公的な枠組みは無視されて便宜が図られることになる(たとえば、社長夫人と親しいので、優先的に原材料の供給を割安で受けることが出来る…など)。こうした公私の混同は現在戒められつつあるが、伝統的に私的な相互扶助のなかで生活を安定させてきた中国人にとって、この相互扶助は「生きるための前提」であり、その相互扶助を放棄すると言うことは、「義理人情」を捨てろと言われているのに等しい。今後、相互扶助がもたらす不平等性を法制度整備のなかで改善してゆくしかあるまいが、一朝一夕で意識が変わるとは期待できないだろう。

出典:中華文苑網
教材は上記出典のリライト版 教材

第2~4回:【経済】中国住宅新事情

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第2~4回:【経済】中国住宅新事情

 近年の中国社会の変化を象徴するものと言えば、なんと言っても住環境の大幅な改善だろう。十年前までは50平米足らずの2DKアパートに一世帯三,四人家族が暮らしているというのが相場だった。中国は今でもれっきとした社会主義国であるから、土地の私有は原則として認められない。従って、購入するマンションも実際には30年から50年程度の「居住権」であり、「所有権」ではない。そもそも、マンション自体永久に使用可能なものでもないのだから心配しても始まらないが、その期限が過ぎた後は「居住権」がどうなるのかは誰も知らない。大方の中国人は「そんな先のこと今から心配しても始まらない」というものだった。確かに毎月2,3元の家賃を払って暮らしていた二〇年前に、現在の中国を想像できた人は誰もいなかっただろう。三〇年後どうなっているか予想したところで意味がないかも知れない。
 さらに土地の有効利用という視点からすると、このような期限付きの方が好ましいのかも知れない。ある事情通の中国人は永久所有制を認めると、日本のように土地が馬鹿高くなり、スクラップアンドビルドが困難になるのだから、一世代が結婚、子育て、老後というサイクルを終えるころに居住権が抹消されるという制度の方が好ましいという意見を述べていた。確かに首肯するにたる意見である。マンションの寿命もせいぜい五〇年弱か、もう少し短いくらいかも知れない。
 もっとも現在の北京のマンションは平米当たり5000元ぐらいから高いと10000元クラスまであり、かつての金持ちの呼称「万元戸」(かつて年収1万元を超えると、こう呼ばれた。今や当たり前だが)と呼ぶようだ。これを平均的な住居面積である100平米で計算すると、50万元(=750万:日本円)となる。最近は内装済みの状態での引き渡しが増えているが、毛坯房(内装無し)の場合だと、これに5万元程度の内装工事が必要になる。日本ではマイホーム購入費用としては一般に年収の5,6倍が適正な不動産価格といわれるが、北京で平均的な収入として15万元(毎月一万元×12+ボーナス:共稼ぎ二人分)くらいを想定すれば、このぐらいの金額は充分払える範囲となる。もっとも中国の場合、日本より遙かにローン利率が高いので、長期ローンを組むと返済額は雪だるま式に膨らむと思われるが、それでも、平均的なホワイトカラーならば、90万元くらいのマンションを買っても何とかなるという計算である。
 いうまでもなく、平均的な収入に達しない北京市民の場合、マンションは依然として高嶺の花と言うことになるのだが、相対的に今でも食費など基本的生活費の安い中国の場合、その気になれば住宅ローンの比率を日本以上に上げても困らないだろう。本文中ではローン支出比率は30%と書いているが、これは日本など先進国での話で、中国では実際には銀行筋でも50%までは大丈夫と平気で言っていて、驚かされる。日本だったら、ローンで50%も払っていたら破産寸前に近い水準ではないだろうか。

出典:「房子多大才够住?装修多好才算数?」财经时报
教材:「房子多大才够住?装修多好才算数?」(リライト済み:長すぎるので、だいぶバッサリやってしまいました。初回の授業なので、注釈も大量につけて大サービス^^;)

関連Web
併読しておくことで、テキストへの理解が深まるので、必読。

NIKKEI NET BizPlus
中国マーケティング事情 第3回「世界最大の住宅市場に潜むビジネスチャンス」
 かつて中国都市部では公有住宅の配給制度を実施していたため、マイホーム取得は手の届かない夢物語でしかなかった。しかし、住宅配給は国家や企業の財政を圧迫したばかりか、住宅建設が人口増に追いつかず、住宅不足と住環境の悪化が深刻だった。そこで1990年代半ばに登場した朱鎔基前首相は思い切った住宅改革に踏み切り、2000年から住宅配給制度を完全に廃止した。(日経リサーチ主任研究員 徐 向東氏)続きは直接上記リンクから

第5回:【歌】中華ポップスを読む

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前学期に続いて、今回も一回だけ中華ポップスを取り上げます。まずMTVを見て、それから、歌詞の内容を訳すというスタイルです。取り上げる予定の曲は以下の通りです。

1,顺子《回家》
 なぜ私の許を去っていったのか。貴方からは電話も、手紙もなく…という別れの悲しみを切々と歌い上げる曲です。順子は1979年に6歳で北京からアメリカに渡り、以来サンフランシスコで育った中国人で、17歳からはニューヨークでジャズを学び、19歳からはスイスで音楽理論を学び、その頃から音楽活動も開始したという略歴です。この曲は台湾ロックレコードからのデビュー曲で、1997年のもの。ちょっと古いのですが、その後のアルバムがなかなか手に入らないので。

2,王心凌《月光》
台湾のAvexが売り出し中の歌手。「亜麻色の髪の乙女」のカバーなのですが、見事に換骨奪胎されているのが面白いので、とりあげます。日本語の歌詞は結局理解できる人が少ないので、メロディで曲が選ばれているのでしょうね。

例によって、歌詞は著作権の問題があるので、教室での配布のみになります。ただ、百度などでMP3検索をすると、すぐに出てくると思います(^^;)

小テスト(1)単語「北京の秋」

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ほんとはもっと早く出すつもりだったのですが、遅くなりまして、すいません…いろいろ立て込んでいて、なかなか手がつけられませんでした。


単語の意味は説明不要だと思いますが、「板栗」とは「糖炒栗子」のことで、要するに甘栗です。日本ではどういうわけか、天津甘栗という名前で定着してしまいましたが、歴史的に見ると、元の時代あたりから甘栗は北京が本場のようです。もっとも栗そのものは北京郊外で取れるので、目の鼻の先である「天津産」と言っても大きな語弊はないのでしょうが。陽澄湖で取れても、調理加工して食べる場が上海なので、「上海蟹」というようなものですね(^^;)


北京に滞在していた頃、地下鉄の「积水潭」駅近くの新街口で「炒栗子大王」という店があり、一斤で十元以上と割高ながら、大粒の甘栗で非常に美味しかったのを覚えています。漢方的には胃腸に良いとか。お腹が不調な人は取りあえず馬場の甘栗で試してみてはいかが(^^;)?


天高气爽 tiān gāo qì shuǎng
美丽 měilì
香山 xiāngshān
红叶 hóngyè
顺便 shùnbiàn
板栗 bǎnlì
抢 qiǎng
难怪 nánguài
热呼呼 rèhūhu